腰越状に義経の花押はいらんのかい?の日
右京が亡くなって一ヶ月。春王丸は1週間で哀しみを振り切ったが、私たちは時々フラッシュバックに襲われる。が、7日ごとに仏事法要を行う仏教のシステムは遺族のケアとしてなかなかよくできているな、と思うほど、日が経つに連れて前向きになっていくのがわかる。仏教徒となった右京にあわせて、七七日の法要(なんてしないけど)で一区切りかな。
さまざまに問題を含んでいる国勢調査も行われている。前回は水戸で一人暮らし、と届けたけど、今回は「この家には世帯主が3人いる」ということが理解されるかどうかがポイント。世帯ってなんだ?というところから問わねばならないが、調査員さんに議論をふっかけても無理だろうし。
で、「あなたはこの1週間何時間働きましたか?」という項目には頭を悩ませる。地方公務員としての勤務時間は決まっているが、私にとって「仕事」は勤務時間以外にする研究も含まれる。もっと正確に言うと、勤務時間には研究者としての「仕事」はできない。研究室や大学にある本だけでは研究は出来ない。自分で収集した本に囲まれ、自宅の書庫を活用してこそ、研究が成り立つのである(もちろん、図書館などの助けは必要だが)。大学によっては「研究室で研究をせよ」と教員を拘束するところもあるようだが、それなら研究に必要な本を全部研究室に備え付けてくれ、といいたいものだ。私なら25帖の書庫、しかも移動式書架が必要となるぞ。しかも、思考が中断されるとすべてがぱ~になるから、電話線を切り、来客を断って、耳栓をして机に向かわねばならない。そこまでして研究室に拘束する意味があるのか?なので、大学にタイムカード導入などしてはいけないのである。
さて、この国勢調査、知り合いの盲導犬使用者はもっと切実な問題にぶちあたっている。点字の記入用紙がもらえないのだ。「そんなめんどくさいコトしなくても、私がここで記入してあげるから、口で言って」と言われてしまうのだそうだ。もっとも、これは地域によっては事前に点字の用紙が必要かどうかを調べて対応してくれるところもあるらしい。「調査員がちゃんと記入したかどうかを誰が確かめるのよ?」と彼女は息巻いていたけど、本当に意味のある調査をするなら(私は、この調査には意味がないと思っている)もっと工夫をして欲しいものだ。だけど、五年に一度だから、こうした問題点は先送りされ、忘れられていくのだろうな。
地元の市議会選挙も始まった。候補者を乗せた車は、候補者の名前を連呼するばかり。騒音の域に達する大音響に、私の思考も邪魔される。ので、原稿が進まない、という言い訳は福井県在住の某氏に通じるだろうか。


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